三好市池田は、徳島県西部の吉野川中流の小さな盆地にあります。徳島から高知方面や瀬戸内の琴平・多度津方面へとつながる交通の要衝として、幕末から明治には、近隣の山間部で栽培された葉たばこの集積地として栄えていた所です。本町通り周辺には、たばこの交易で財を成した商人たちの家々が残っており、美馬市脇町やつるぎ町貞光と同様に、うだつのある町家が見受けられました。祖谷のかずら橋や落合集落に行くバスはここから出ています。(2023.6)