安来市は、島根県東部の中海(なかうみ)に面した町です。民謡「安来節」でも知られています。
古くから「たたら製鉄」が盛んな地域で、原料となる砂鉄も地形が変わるほど取れたそうです。また、古くは出雲街道の宿場町で、さらに鉄や米の積出港、北前船の寄港地としても栄えていました。
駅の観光案内所で教えてもらった「和鋼博物館」は、駅から10分ほど、砂鉄の取り出し方(岩、川砂、海砂)からたたら製鉄の資料などが展示されていました。また、駅の西側の出雲街道沿いのエリアには、廻船業などで富を得た当時の豪商たちの屋敷がぽつぽつと残っていました。
(2025.10)