江津市は、島根県西部の都市。中国地方最大の川である「江(ごう)の川」の河口にあり、古くから物資の集散地、北前船の寄港地としても栄えた所です。石見地方では、大森銀山の次に賑わっていたようです。
その中心地であった江津本町は、山陰本線と三江線(廃線)の開通、船運の衰退により、市街地が江津駅周辺に移ったため、現在はひっそりと繁栄当時の面影を残して佇んでいます。
江津本町へは江津駅から江の川、旧三江線沿いにゆっくり歩いて20分程で着きました。
白壁と赤い石州瓦の屋根のお屋敷がある本町川沿いの通りが印象的ですが、他にも大正時代に作られた旧町役場などもあり、「天領江津本町甍(いらか)街道」として、賑わい作りに取り組んでいるようです。
(2018.8)