鉢形城は、戦国時代に山内上杉家の長尾景春が造ったとされる平山城です。
北は荒川の断崖、南は深沢川の谷に挟まれた天然の要害となっています。いくつかの戦いの後。北条氏の城となりますが、上杉謙信や武田信玄などとの戦に耐え、最終的には豊臣秀吉の小田原征伐にて一か月の籠城の末、開城(廃城)となりました。
都市化が進んでいなかったためか、広大な城跡には、大きな建物は鉢形城歴史館と神社ぐらい、いくつもの曲輪は芝生に覆われ、とても見晴のいい城跡になっています。城内は起伏が少ないので、散歩、ジョギング、サイクリングなどもお薦めです。
(2022.1)