熊谷駅から旧中山道沿いを中心に、熊谷宿の名残りを求めて彷徨いました。
駅前に熊谷直実(なおざね)の像がありましたが、名前が示す通りこの辺りの住人だったらしく、源平合戦の「一の谷の戦い」で平敦盛を討ち取った逸話は、能や歌舞伎の題材にもなっています。また、ラグビーが盛んな町として知られていますが、戦後まもなく熊谷商工高(現在の熊谷工高)が高校ラグビーの強豪校になったのがきっかけのようです
星溪園は、熊谷宿本陣の当主竹井澹如(たんじょ)が江戸末期から明治時代にかけて造ったとされる回遊式庭園です。戦前には皇室の方々など有名人が来訪された名勝です。
終戦の日(8月15日)に空襲(熊谷空襲)があったためか(熊谷には軍用機の部品工場があった)、宿場の面影はあまり残っていないようです。
(2022.1)