貝塚市寺内町ほか

貝塚市は、岸和田市のすぐ南に位置する町。
戦国時代に浄土真宗の寺(現在の願泉寺)が建てられたのが始まりとされ、寺内町となり、一時的ですが本願寺法主の顕如が「貝塚本願寺」としたことから、「貝塚御坊」と呼ばれる本願寺の一大拠点(本山)となりました。その後、江戸時代に周濠が作られ、寺内に商工業者が集まり発展することになります。
現在では、濠の姿はほぼ見ることはできず(一部感田神社付近に残ってるらしい)、寺内町の面影は薄まっていますが、願泉寺にほど近い「堀之町通り」や「御下筋」などには、歴史ありそうな古い建物が並んでいます。また、南北に紀州街道も通っており、紀州街道から一本離れた細い道などにも文化財に指定されている建物がぽつぽつとありました。
駅からほど近く、2時間ほどで周れたいい散策でした。
(2025.3)