南島原市原城跡、口之津港

天草下島の鬼池港からフェリーで口之津港へ、そこからバスで原城跡に向かいました。
原城跡は、世界遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産となっています。元々は、戦国時代に有馬家によって築城されましたが、後に松倉重政が島原城を築城するため、「一国一城令」の影響もあって廃城としました。
「島原・天草の乱」では、廃城となった原城に一揆軍が籠城し、討伐軍との大激戦となりました。籠城した一揆軍2万7千人が処刑され、討伐軍も数千人の死者が出たそうです。
原城跡のバス停から本丸までゆっくり歩いて15分程度、周りは草原と畑で、まさに「兵どもが夢の後」でした。本丸のそばに案内所があるので、そこでいろいろ聞けると思います。城跡から海も雲仙普賢岳も良く見えました。
口之津港は、一時期キリスト教の布教と南蛮貿易の中心地だったところです。また、明治時代には、石炭輸出の国際貿易港だったそうです。もう少しゆっくり周りたかったですね。
(2024.6)