三角西港は、宇土半島の西端にあり、明治時代に三池炭鉱の石炭の積出のために新たに築かれた港です。現在はその役目を終えていますが、開港当時の石済みのふ頭などが残されており、世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産となっています。
熊本市内から天草方面に向かう途中に立ち寄りました。
港の周りには、浦島屋(旧旅館、現休憩所)、龍驤館(りゅうじょうかん:明治天皇即位50周年記念して建てられたもの)、旧三角海運倉庫(現在はカフェ)、旧高田屋回漕店などの歴史的建造物があります。また、港から石積みの排水路の脇の道を三角岳方面に進んで階段を登ると、九州海技学院(旧宇土郡役所)、法の館(旧三角簡易裁判所)などもありました。
天気は良く、観光日和だと思ったのですが、平日だったせいか、観光客は少なめでした。穴場ですね。
天草方向へのバスを待つ間、ふ頭のベンチでまったりしていると、目の前をイルカが2頭通り過ぎていきました(撮影失敗)。
(2024.6)