福山市は、広島県東部に位置する県内では広島市に次ぐ人口の多い都市で、鉄鋼業が盛んな町です。
古代には、福山城の南側に広がる平野部は干潟や海だったようで、沼隈半島の「鞆の浦」の方が栄えていました。中世になると、芦田川の河口付近に「草戸千軒町」なる集落があり、交易などに携わる大勢の商工業者がいたことが発掘調査で明らかとなっています。(ふくやま草戸百軒ミュージアムにて勉強)
福山城は江戸時代初めに福山藩が成立し、藩主となった水野勝成が建てた比較的新しい城です。城下町もその後に整備されたもので、西国街道からもはずれています。
現在の天守は、太平洋戦争の空襲で喪失したものを昭和40年代に復興したものですが、運悪く「令和の大普請」とやらで天守は工事中、城内も動ける所は制限されていました。この辺りは「ふくやま文化ゾーン」と呼ばれ、博物館や美術館などがあります。
普請が終わったたら、また来たいですね。
(2021.12)