鞆の浦へは、福山駅からバスで向かいました。
鞆の浦は、ジブリ映画の「崖の上のポニョ」のロケ地として知られていますが、港のすぐ近くには、宮崎駿監督が何日も逗留されたという「船番所」(当時は古民家)がありました。「對潮楼」は、福禅寺の客殿として作られたもので、坂本龍馬が「いろは丸事件」で紀州藩と談判を行った所、また朝鮮通信使の迎賓館としても使われていました。どちらも仙酔島や弁天島などが近くに見える眺望ポイントです。
町並みは古い商家がずらりと並んでおり、虫小窓や格子窓の商家、特徴的ななまこ壁の蔵などもありました。平成29年まで伝建地区に選定されなかったのが不思議なくらいです。また、「保命酒(ほうめいしゅ)」の看板を良く見かけました。薬味酒だそうです。港の西側には、鞆の浦のシンボルの常夜燈があり、車がぎりぎり入れるようなせまくて魅力的な路地ばかり。もう一度訪れたい所です。
(2021.12)