尾崎本通りから八坂神社周辺を抜けて尾道本通り商店街、尾道駅へと歩きました。途中、八坂神社付近のディープや路地や本通りから派生する小さな路地など興味をそそるものがいくつもありました。
尾道が栄えるようになったのは、平安時代末期に大田荘(現世羅町辺り)から高野山に米などの輸送に必要な倉敷地(一時保管場所)となり、港が整備されるようになってからだといわれています。調べてみると朱印船貿易、石見銀山、北前船、山陽道などの単語が出てきました。近現代になると向島の造船業で賑わいを見せ、向島への渡船が12か所もあったそうです。
尾道を形容する言葉として「映画の街」(他に「坂の街」「文学の街」など)がありますが、私の世代だと大林宜彦監督の尾道三部作(転校生、時をかける少女、さびしんぼう)のイメージが強いです。また、古くは小津安二郎監督の名作「東京物語」のロケ地でもありました。今回はざっくりした散策でしたが、今度来るときは、ロケ地巡りもいいですね。
(2021.12)