八女市福島は、八女市の中心地。戦国時代には、筑紫広門が築いた福島城の城下町でしたが、後に入城した田中氏の改易により久留米藩の有馬氏の支配地になりました。一国一城令により城は廃城となりますが、近隣の村々の物資の集散地、交通の要所として栄えていたようです。現在でも仏壇、提灯、和紙などの伝統工芸品、八女茶などが有名です。
観光情報が知りたかったため、「八女観光情報館ときめき」の観光案内所によってから、散策を始めました。
伝建地区となっている「旧往還道」沿いの通りには、歴史のありそうな建物が多く見られます。「居蔵(いぐら)」と呼ばれる建物で、白壁の妻入りのもの(「妻入入母屋大壁塗込造り」)や平入りのもの、「真壁造り」のものなど江戸末期に作られたものもあるようです。
もう少し北へ行くと、六世紀頃に「磐井の乱」を起こした筑紫国造(くにのみやつこ)磐井の墓と言われる岩戸山古墳もあるようなので、晴れた日にもう一度お邪魔したいですね。
(2019.8)