今治市波止浜、来島

波止浜(はしはま)湾は、今治市中心部から少し北にある細長い入り江です。
入り江の奥は古来より干拓が行われ、塩田による塩の生産が盛んな地域でした。現在は、入り江の東側は近代的な造船ドックが立ち並び、西側は住宅地・港町で、当地出身のロシア貿易漁業商として財を成した旧八木商店・八木亀三郎家の住宅本店が資料館として残っています。
来島は波止浜湾の入口に浮かぶ小さな島です。この辺りは、戦国時代には村上水軍の一派の来島氏の支配下だったところで、来島には、その中心地にあたる来島城がありました。
小雪もちらつく寒い一日でしたが、晴れ間にはしまなみ海道の高架橋がよく見えました。
(2025.2)