黒石へは弘前駅から弘南鉄道弘南線で向かいました。
伝建地区に指定されている中町の「こみせ通り」には、古い大きな酒屋が三軒ほど、店のひさしが「こみせ」と呼ばれるアーケード状の通路になっていて豪雪地帯ならではの工夫だと思われます(新潟では「雁木」と呼ばれています)。また、古い銭湯を改築した「松の湯交流館」は、江戸時代には旅籠だったと伝えられており、今も昔も地域住民や旅人の交流の場となっています。
金平成園(かねひらなりえん)は、明治時代に土地の政治家・実業家だった加藤宇兵衛が失業対策のために造った津軽地方に多い「大石武学流」の庭園です。主屋も含めて1000坪ほどあるそうで、見応えがありました。
駅から歩いて10分足らずのポイントを周っただけですが、歴史ある建物がいくつもありました。
(2022.7)